M・K様 34歳
ART女性クリニックで不妊治療をしている友人から、「もし今後治療を考えているなら、受診待ちで2~3か月(当時)かかるから、初診の予約だけでもしておくといいよ」と勧めてくれたことがきっかけでした。治療を望んでいる人がこんなにもたくさんいるのだとびっくりしました。
子どもが欲しいなと考えるようになって1年、なかなか授からないなと気になり始めた頃でしたが、治療を始めるとなると仕事と両立ができるのかという不安と、自分が授かりにくい体質なのだと信じたくない気持ちの葛藤もあり、一歩を踏み出すのに勇気が必要だったことを覚えています。
友人の言葉に背中を押された形で始めた治療も、タイミング法、人工授精、体外受精とほぼすべてのステップを経験することとなりました。夫も私もこれといった原因は見当たらず、頑張っても期待した結果を得られないことに辛さや、焦りを感じましたが、優しく声をかけてくださる先生や看護師の皆さんを信じて、食生活の見直しや適度な運動など自分にできることを頑張りました。治療を始める前に比べ、夫ともいろんなことを話せる関係性が構築でき、これから始まる妊娠期・育児にとってもよい経験になると思っています。
33歳の冬に通院開始、34歳の春に1回目の体外受精で子どもを授かり、35歳の冬に出産予定です。治療を始めようか迷っていたあの時、判断を先延ばしにしていたら、子どもを授かるタイミングがもっと先になっていたかもしれないと考えると、あの時勇気を出して電話して良かったと本当に思います。子どもを授かる事に関しては自分ではどうにもできない部分も多いからこそ、自分にできることを着実に、そして私自身が心身ともに健康でいることが大切だと思います。
ART女性クリニックの皆様、大変お世話になりました。
2024.5.1