PFC-FD療法
体外受精で胚を凍結している患者様のうち、子宮内膜の厚さが薄いために移殖できない患者様向けの治療となります。(自費診療)
子宮内膜の厚さが7mm以下の場合、胚が着床しにくいといわれています。
PFC-FDを使用することにより、内膜を厚くし炎症を抑えるなど、子宮環境を改善する効果があります。
PFC-FD 療法とは
PFC-FDは、患者様ご自身の血液中の多血小板血漿(PRP)に含まれる成長因子のみを抽出・濃縮し、凍結乾燥させたものです。
再生医療の分野で使用される治療法で、組織の増殖などを行う目的で使用します。
不妊治療の場合には溶解したPFC-FDを子宮に注入することで、子宮内膜に存在する組織を増殖させることができます。
胚移植周期にPFC-FDを注入し、内膜が厚くなったことを確認し、胚移植を行います。もし、内膜が厚くならない場合はその周期に2回子宮腔内へ注入します。
また、やむを得ずPFC-FD注入・胚移植をキャンセルすることになった場合でも、PFC-FDは半年間の長期保存ができます。
PFC-FD 療法の流れ
- 約50mlの採血
- 胚移植周期(ホルモン充填 or 自然)
- 子宮腔内へ1~2回注入
- 子宮内膜の厚さ確認
- 胚移植
効果期間
注入した翌日から細胞が増殖しはじめ、半年~1年ほど効果の持続が期待できます。
料金
採血...¥165,000
注入...¥22,000
別途、胚移植料金がかかります。