精子凍結について
2024年6月の診療報酬改定に伴い、高度乏精子症の診断を受けた患者様に対して、保険による精子凍結および更新が可能となりました。
📌 精子凍結の概要
1. 精子凍結について
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保険適用の場合、患者様が提出した精子は1回提出分を1つの容器に凍結し、1回の人工授精(IUI)や顕微授精(ICSI)に使用されます。
例:1回分(1容器)で1回の処置に使用。 -
自費の場合、1回提出分から最大3回分(3本)に分けて凍結することが可能です。自費で顕微授精に使用する場合、1回分を3本に分けて保存できます。
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精子濃度が0.5×10⁶/ml未満の方については、顕微授精でも1回分のみ凍結となります。
💰 料金について
【保険適用(高度乏精子症の場合)】
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初回凍結料金:3,000円 + 再診料
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1年ごとの凍結更新:2,100円(本数に関わらず)
【自費(長期ご不在などの場合)】
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精子凍結料金:22,000円/1本(税込み)
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1年ごとの凍結更新:
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1本目:22,000円(税込み)
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2本目以降:5,500円(税込み)
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⚠️ 注意事項
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精子凍結後の精子の質:
凍結した精子を使用する際の直進運動精子数は、**凍結前の1~10%**となることをご了承ください。
