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E・S 様  33歳

[2021.07.21]

 元々生理不順だったのですが、生理が2ヵ月こなくても、不正出血が1ヵ月続いても、痛みなどの症状がなかったため婦人科を受診することもなく過ごしていました。そんな私が妊娠を意識し始めたのは、2年前夫と出会ってからでした。自分は妊娠できる体なのか分からないながらも、周りの友人たちのようにすぐにできるとは思えなかったため、3、4ヶ月経っても妊娠しなかったら不妊治療を始めようと決めていました。

 結婚しちょうど1年前から妊活を始めましたが、残念ながら予想通りの結果だったため、すぐに個人の婦人科クリニックでタイミング療法を2周期、クロミッドを服用してのタイミング療法を3周期行いましたがやはり妊娠できませんでした。前医からは、まだタイミング療法をあと2周期は続け、その後人工授精へステップアップしそれをまた数周期、その後体外受精を検討するという流れを提案されていたものの、年齢も33歳になり、もしそれで結果が得られなかった時私は一体何際になっているのだろうと考え、少しでも年齢が若いうちに妊娠の確率が高い体外受精をすることを決めました。夫には初めは驚かれましたが、ARTクリニックさんがHPに載せておられる体外受精と人工授精の成績を比較し数字で説明したところ納得し快諾してくれました。けれど、夫も私も妊娠できるまで続けるつもりはなく、国からの助成金が支給される6回まで、それ以上は治療せず夫婦の時間を大切にして2人で生きていくことを約束に治療を始めました。
 幸いにも1回目の初期胚移植で妊娠する事が出来、涙が出るほど喜びました。一重にARTクリニックの職員皆さま方にご尽力いただいた結果であり感謝してもしきれません。

 それに何より私の支えになったのが、夫の存在でした。不妊治療という言葉が一般的に知られるようになった昨今でもやはり誤解や偏見はあり、悪気なく周囲からかけられる言葉にいちいち落ち込んでいた時期はありましたが、それでも前を向いていけたのは夫の理解と協力が得られたおかげだと思っています。 
まだ妊娠継続への不安は尽きませんが、授かった命を大事に一歩一歩進んでいこうとと思います。                             

                                   2021.6.26

 

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