りんご様 32歳
もともと生理不順で大学生の時は生理が来ず、楽だからと放置していました。社会人になってから、婦人科に通い診察してもらったところ、多嚢胞性卵巣との診断でした。ホルモンバランスが崩れているとの指摘もあり、ピルをもらい毎月生理がくるようにしていました。
2018年4月に28歳で結婚。子どもが欲しかったので通院していた婦人科に相談したところ、不妊治療はできないから、不妊治療専門クリニックへ通うよう勧められました。会社から徒歩10分のクリニック宛の紹介状をもらい、5月には通院を始めました。
しかし、2019年4月まで検査を行い、タイミング法を続けましたが結果は出ず。1年経ちステップアップを勧められ、2019年7月から12月まで人工授精を5回行いました、薬で排卵させるのですが、反応が悪く人工授精すらできないときもありました。主人の数値は何も悪くなく、私自身も若かった為、5回も人工授精すればできるだとうと思っていましたが、これも結果は出ず。
2019年12月に体外受精にステップアップ。2019年3月採卵し、初期胚が5個できました。それから4階移植し、最後の1回は2個移植。薬で内膜が厚くならず、移植できない周期もありました。
治療を始めて3年が経過した為、ARTに通院していた友達や環境を変えようという主人の提案もあり、2021年4月に4回目の移植後すぐ転院。ART女性クリニックにてEMMA・ERA・ALICEの検査後、ズレが分かりました。その後6月に採卵し胚盤胞が6個できました。そして、7月末に移植。判定日まで何も症状がなく、内膜も5.8㎜だったので、諦めていました。判定日当日、診察室で院長先生に「おめでとうございます。妊娠していますよ」と一言。3年間1度も陽性を見たことがなかったので涙が溢れ、夫婦2人で大変喜びました。
そして本日無事卒院を迎えました。親身になって話を聞いてくださる院長先生他2名の先生、内膜の検査で痛くて辛いとき手を優しく差し伸べて下さった看護師の方、受付のスタッフの方、培養士の方、本当にありがとうございました。2人目のとき、またお世話になりたいと思っています。
不妊治療は周りからの理解も得難く、精神的・肉体的・金銭的にも辛い治療で心が折れかけることもあると思います。。実際に私もそうでした。同じ境遇の方や治療に悩んでいる方が、もう一度頑張ってみようと思っていただけたら幸いです。
2021.11.8