メニュー

E・F様  29歳

[2022.09.07]

結婚式が終わってから妊活をはじめようと思っていたところ、結婚式がコロナで延期になったため、延期した結婚式当日に安定期に入るように妊活を始めました。
生理痛は人より重いものの、規則的にきていたため、避妊をやめたらすぐに妊娠できるだろうと楽観視していました。生理周期を管理するアプリと排卵検査薬を使いながら、自己流のタイミング法で半年ほど妊活にチャレンジしましたが、妊娠には至りませんでした。28歳という年齢で、毎月絶対に排卵日を逃さないようにしていたにもかかわらず、妊娠できなかった為、少しせっかちかな?と思いながら近所の婦人科を受診しました。

その結果、AMHが1.84と年齢にしては低いだけでなく、基礎体温の上りの悪さや高温期のエストロゲンの低さから黄体機能不全を指摘され、黄体機能を助ける治療をしながら、人工授精に臨みました。婦人科には月に6~8回程度通う必要がありましたが、正社員として働いていたため、通院の度にお休みをとったり早上がりをする必要があり、周囲の目がとても辛かったです。治療の影響もあり生理周期が乱れて、休みの必要な日がシフト提出日までに予測ができず、受診したい日に受診ができないこともありました。

人工授精も成果がでず、基礎体温が下がったり、下腹部に痛みが出たりなどの生理前の症状を感じると、「ああ今月も生理がきてしまう」とおびえ、出血をみて落胆し、自分には女性としての欠陥があるように感じ、悲しく落ち込む日々が続きました。
SNSを見ると、友人達は続々妊娠・出産しており、なんでこんなに頑張っているのに私のところには赤ちゃんきてくれないのかなと悲しい気持ちになってしまいました。職場の上司からは、「だいたい休みがいつになるかくらい分かるでしょ?困るんだよね。」、「不妊は病気じゃないよね。」と言われることもあり、毎月メンタルと有休が削られていき、鬱状態になっていました。

そんな状態の中、AMHも低いので、人工授精をこれ以上続けるより、体外女性にステップアップしたほうがいいだろうと紹介状を書いてもらい、ART女性クリニックにお世話になることになりました。ARTさんで子宮鏡検査を受けると、子宮から卵管への穴が開いておらず、タイミング法や人工授精で妊娠できなかった原因が分かりました。さっそく次の周期から、点鼻と自己注射で卵巣刺激が始まりました。卵巣の反応が悪かったりもしましたが、院長先生はじめ先生方、看護師のみなさん、培養部のみなさんのおかげで、無事に採卵・胚移植まで辿り着くことができました。
残念ながら、1回目の胚移植は上手くいきませんでしたが、2回目の移植で妊娠に至ることができました。

これから治療する皆さんも、治療中の皆さんもARTさんに至るまで、とても長い間苦しい思いをしてきたと思います。不妊治療と仕事の板挟みで苦しんだり、いつまで治療が必要なのか先が見えず悩んだり、女性としての自信を無くし、落ち込んだりしている人も多いと思います。
私もすごく苦しくて、不妊治療に専念するために仕事もやめてしまいましたが、今は赤ちゃんを授かる事ができ、とても幸せです。無事に育ってくれるかなと不安になってしまうことはありますが、エコーでみる赤ちゃんはとても可愛くて、諦めなくてよかった。頑張ってよかったと思います。

みなさんもARTの先生やスタッフさんを信じて、頑張ってください。他の病院では、日・祝日は受診できなかったりして、それが、タイミングが重要な不妊治療では命取りになることがありますが、ARTさんは、日・祝に重なってしまっても、ベストな状態で採卵、胚移植を行ってもらえました。自己注射の手技や出血など体調の不安も看護師さんがしっかりサポートしてくれました。
中々赤ちゃんをができなくて悩んでて受診を迷っている方はできるだけ早くARTクリニックに相談したほうがいいと思います。私はもっと早くARTさんに相談しておけばよかったと後悔しています。
不妊治療はせっかちくらいがちょうどいいと思います。みなさんのところに赤ちゃんがきてくれるように祈っています。

                                                           2022.7.11

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME