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TRIO検査

近年の科学研究では、子宮内膜の状態が妊娠に重要であるという指摘がなされています。
実際に、不妊患者様の約20%が子宮内膜因子による不妊です。

当院では、子宮内膜因子の原因を探るため、TRIO検査を行っております。

TRIO検査とは、子宮内膜に関する3つの検査を一度の検体採取で行えるという特徴があり、新たに先進医療に追加になりました。

適応

体外受精をしている患者様のうち、胚移植をしたにも関わらず3回以上妊娠に至らない患者様を対象としています。

実施方法

移植周期と同じように子宮内膜を厚くし、移植相当日に子宮内膜(検体)を採取します。
後日、検査結果が届きます。

費用
 この検査は先進医療のため、自己負担(166,000円)になります。

 

TRIO検査に含まれる3つの検査

ERA(子宮内膜着床能検査)

胚移植に最適な子宮内膜の時期を調べます

子宮内膜には着床に適した期間(着床の窓)があります。この期間は個人によって異なり、ERA検査では、患者様個々の着床の窓を特定します。
着床率が最も高まる時期を知ることができ、その時期に胚移植を行います。

EMMA(子宮内膜マイクロバイオーム検査)

子宮内膜の健康状態を調べます

胚が着床する周囲の細菌の種類・量を測定し、バランスが正常かどうかを調べます。特に、乳酸稈菌の割合は着床・妊娠率に大きく関わるため、子宮内環境を改善する(乳酸稈菌の割合を上げる)ことにより着床・妊娠率が向上します。

ALICE(感染性慢性子宮内膜炎検査)

子宮内膜の炎症を調べます

子宮内膜炎を引き起こす病原菌がいると、反復着床不全・反復流産の原因になります。ALICE検査で病原菌を検出し、最適な治療を提供します。
反復着床不全・反復流産の患者様のうち、子宮内膜炎罹患率は66%といわれています。

 

※Cicinelli et al. Reprod Sci 2014; 21(5):640-7
※Cicinelli et al. Hum Reprod, 2015;30(2):323-30

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