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着床遺伝子診断


当院は2019年3月に日本産婦人科学会より着床前診断実施施設に熊本県で初めて認可されました。
また、2020年1月より日本産科婦人科学会のPGT-A特別研究が始まり、研究分担施設としても熊本県では初めて承認されました。
女性の年齢が高齢(35歳以上)になると、卵子の染色体異常の割合が高くなり、妊娠しにくくなり、妊娠しても流産しやすくなります。
そのような場合に、受精卵の段階で染色体の異常がないかを調べて、正常な胚だけを移植すれば流産を防止でき、妊娠率も向上することが期待されます。

PGT-Aとは

女性の年齢が高齢(35歳以上)になると、卵子の染色体異常の割合が高くなり、妊娠しにくく、妊娠しても流産しやすくなります。
体外受精によって得られた受精卵を胚盤胞期まで培養し、胎盤になる細胞を数個採取して染色体の数や構造の変化を調べる検査です。
受精卵の段階で染色体の異常がないかを調べることにより、着床ができない胚や流産する胚の移植を避け、正常な胚だけを移植することで、流産を防止でき、妊娠率も向上することが期待されます。

 

染色体異常とは

ヒトの染色体は、お父さんから23本とお母さんから23本の染色体をもらい合計46本(23対)から構成されています。
染色体異常には数の変化と構造の変化があります。

  1. 数の変化
    卵子を作る過程に起こりやすく、また母体の高齢化に伴いその頻度は増加することが知られています。
    染色体の数に変化がある場合、設計図としての情報量に過不足が生じるため、多くは流産になりますが出生に至る場合もあります。

  2. 構造の変化
    -均衡型転座
     染色体量に過不足がなく、遺伝子を壊さない限りヒトの健康に影響はありませんが、お子さんを考える時に「不妊症」「不育症」などの原因になります。
    -不均衡型転座
     染色体の一部が余分であったり、染色体の一部が失われたりしています。学習障害、発達障害、健康問題等を有する可能性があり、その程度は染色体の変化によります。

 

PGT-Aの適用者

・直近で2回以上の胚移植が不成功である方
・直近で2回以上流産を繰り返す方
・夫婦のどちらかに染色体構造異常がある方

 

遺伝子検査の流れ

①受診し、院長と遺伝カウンセリングを行う
②当院で体外受精し、胚盤胞まで胚を育てる
③育てた胚の一部を生検し、遺伝子検査に提出、胚の本体は凍結保存
④2~3週間後に胚の遺伝子結果
⑤正常胚のみ後日移植、妊娠判定

 

メリット・デメリット

メリット
PGT-Aの実施により異常のある胚を予め選択的に除外することにより、移植あたりの妊娠率の上昇、流産率の低下が期待されます。

デメリット
100%確実な妊娠と出産を保証するものではありません。
検査では全ての染色体変化を検出できるわけではありません。


4種類(正常胚・異数胚・モザイク胚・判定不能)の結果がでます。
どの胚を移植するか、臨床遺伝の知識を持った院長により形態学的評価を考慮した上で決定します。
ご不明な点等ございましたら、一度受診し、診察時にお尋ねくださいませ。

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