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高濃度ヒアルロン酸含有培養液による胚移植を導入しました

10月より当院では、随時従来の胚移植用の培養液に加え、保険診療の適応でもある高濃度ヒアルロン酸含有培養液による胚移植を導入する運びとなりました。


高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは、名前の通りヒアルロン酸が従来の培養液より豊富に含まれており(0.5mg/ml)、粘性が高い培養液です。
ヒアルロン酸はヒトの生体内に存在する分子で、皮膚や関節の構成成分のひとつです。女性の子宮内膜にも存在していて、胚の着床時期になると発現量がピークに達し、胚の保護と子宮内膜への胚の着床を促す効果があります。反復着床障害では、高濃度ヒアルロン酸含有培養液を使用することで妊娠率・胎児心拍率が向上するとの報告があります。

対象は過去の胚移植で妊娠不成功であったことにより医師が必要と認めた場合の全例となり、金額は保険内診療・保険外診療ともに3,000円となります。

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