FT(卵管鏡下卵管形成術)
対象病名:両側卵管閉塞、片側卵管閉塞
入院期間:約3日間
FT(卵管鏡下卵管形成術)とは?
卵管鏡下卵管形成術とは、卵管造影検査にて卵管の中の「狭窄」「閉塞」「癒着」と診断された部分を治療し、卵管の通過性を改善する手術です。
不妊の原因の中には、クラミジア感染、子宮内膜症といった病気により卵管に炎症を起こし、卵管の狭窄、閉塞、癒着により卵子や精子の通過を邪魔していることもあります。手術により、卵管の通過性を改善することで両側卵管閉塞と診断され体外受精しか方法がなかった場合でも、自然妊娠が可能になります。
手術方法は?
カテーテルと呼ばれる細い管を膣から子宮、そして卵管入口まで挿入し、カテーテルに内蔵されたバルーンを卵管内で押し進めることで詰まった卵管を拡げます。当院では腹腔鏡検査を併用して確実にFTを実施しています。
熊本県では現在、当院だけで実施されています。
限度額適用認定証適用です。申請は各保険者となりますので入院前に申請ください。
食事・差額ベッド代は対象外となります。