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Y 様  38歳

[2022.04.29]

 私は20代から子宮内膜症があり、30歳でチョコレート嚢胞の手術をしました。そんなこともあり、32歳で結婚したものの、すんなり妊娠するのは難しいかなと思っていました。実際、できるだけ早く子どもが欲しいと思っていたものの、なかなか授かれず… 周りの友人や同僚などもこちらに通い妊娠した人も多く、手術を受けた病院からも勧められ、こちらを受診しました。
 いろいろな検査やタイミング法数回、人工授精1回、その間こちらの男性不妊外来で夫の精索静脈瘤が分かり、日帰り手術もしていただきました。
 早めに体外受精に移行することを決断し、初回の凍結胚移植で1人目を、2・3回目の肺移植は残念な結果になりましたが、4回目で2人目を授かることができました。 今、3歳と0歳で2人とも元気に育っています。
 仕事との都合をつけながらの何回もの通院や検査等は大変だったし、体外受精に向けての内服や点鼻薬などは仕事中にすることもありました。 1人目のときは妊娠がわかって早々に出血し、切迫流産で入院もしました。 これまでを振り返ると、長い道のりで辛いことや一喜一憂することも多かったけれど、妊娠が分かったときや無事出産を迎えたときは、それら全部を忘れるくらい嬉しかったです。
 体外受精まで進むことに躊躇し、葛藤したこともあります。でもこの高度な技術がなければ、わが子を抱くことができなかったかもしれないと思うと、今は本当にこちらにお世話になりよかったと思っています。
 私は、待ち時間にこの卒院メッセージをみて励まされていました。私のメッセージもどなたかの励みに少しでもなれば幸いです。
 最後に連日、朝早くから遅くまで診察されている先生、看護師さん、培養士さん、その他スタッフの皆様に心からお礼申し上げます。

                                     2022.1

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