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T・M様  42歳

[2021.05.08]

私が結婚したのが39歳で周りからの子どもの期待もあり、すぐに不妊治療を始めました。初めは他院にかかっており、高齢の為すぐに人工授精、体外受精へと進みました。1年間で人工授精5回、体外受精3回行いましたが、陽性になることは一度もなく、こちらの病院に移ることにしました。転院後の採卵では初めて胚盤胞まで育ち、ワクワクしながら胚移植を受けました。しかし結果は陰性。がっかりはしましたが、胚盤胞に育ったことに希望を持ち万全の状態で臨もうと、着床不全の検査、着床前診断を受けました。結果、1つの正常値を得ることができ、希望を持って移植に臨みました。しかし、又陰性。今までになく絶望的な気持ちになりました。いろんなことを我慢してきて、それでも自分に日が当たらない、誰も気持ちをわかってくれない。私は病院に行くのが嫌になり、しばらく治療を休むことにしました。41歳になっていました。趣味に没頭したり、主人と出かけたりしながら子供のいない人生のことを考えていました。一方で子供をもつチャンスを逃してしまうことに焦りを感じてしまいました。治療を中断して4ヶ月が経った頃もう一度頑張りたいと思い、仕事を休業して治療に専念する事にしました。
そして治療を再開して1回目の胚移植で陽性判定を頂きました。思ったよりあっさり妊娠したことが信じられず、健診の度にヒヤヒヤしていましたが、大きくなっていく胎児と自分のお腹のふくらみを見て、とても幸せな気持ちになります。
本日で17週。無事に卒院を迎えることが出来ました。小山先生、木下先生、看護師さん、ほかのスタッフの皆様本当にありがとうございました。授かった命を大切に育て家族の楽しい思い出を作っていこうと思います。                                                2021.3.4

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