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MuTa 様 39歳

[2020.01.04]

結婚後、なかなか子宝に恵まれず、かかりつけの産婦人科医の勧めもあり、不妊治療の病院に通院を始めることにしたのが34歳のときでした。このときはタイミング法ですぐに妊娠の反応が出たのですが、喜んだのも束の間、心拍確認するには至らず、残念ながら流産となってしまいました。
初めての妊娠で嬉しかったこともあり、流産の反動によるショックはとても大きく、しばらく前向きな気持ちになれず、不妊治療を一時休むことにしました。それでも時が経つにつれ、後悔はしたくないという想いが強くなり、36歳のときに再チャレンジすることを決め、気持ちを入れ替えるためにART女性クリニックに転院することにしました。
このときも治療開始後まもなく、タイミング法にて2度目の妊娠となりましたが、心拍確認できず7~8週目に稽留流産と診断されました。思わぬ結果に落ち込み、もう子供を授かることはできないのではないかと不安に襲われましたが、とにかく後悔はしないように自分が納得できるまで通院を続けようともう少しだけ頑張ることにしました。
その後、タイミング法を数回、人工授精を5回受けた後、体外受精へと治療の段階を進んでいきました。体外受精では、採卵までは順調でしたが、私の場合、子宮内膜が薄い傾向にあり、お薬を使用しても移植できる基準をなかなかクリアできず4、5回ほど見送りました。結局、十分に厚くなることはありませんでしたが、小山先生から移植の打診があったので、先生を信じて移植してもらうことにしました。その結果、妊娠の反応が出ましたが、今まで2度の流産を経験していることもあり、妊娠判明後もずっと不安な気持ちでした。そのため、初めて心拍が確認できた時は涙がでるほど嬉しかったです。それから、つわりがきたり、お腹が少しずつ大きくなったりと体の変化を感じながら、今回妊娠17週を迎え卒院することになりました。
不妊治療は先の見えないゴールに向かって頑張り続ける忍耐力が必要であり、そのゴールの存在も不確かなので精神的にも辛いものだと思います。心が折れそうな時が何度もありましたが、夫や母、友人など周囲の人たちに相談しながら頑張ることができました。
最後に、先生のご判断や治療方法には確かなものがあり、安心して治療を受けることができました。小山先生、木下先生をはじめART女性クリニックの職員の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

2020年1月

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