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K・Y 様 33歳

[2020.03.28]

33歳の誕生日に、ふと「卵子が老化する」と思いました。
27歳の時に結婚、子供ができにくいなあと感じ、近くの産婦人科でタイミング法やホルモン注射などしていました。5年の月日が流れ「このまま子供がいない生活になるのかな」と思いながら、日々を送っていました。
33歳の誕生日に「本当に子どもができないのか。できなければその結果が欲しい。自力ではもう無理だ。高度不妊治療をやってみよう」と決意。主人を連れて、往復4時間かかるART女性クリニックに行きました。タイミング療法、人工授精をすっ飛ばして、すぐさま体外受精をすることにしました。
不妊治療は先が見えない戦いであり、周囲からの妊娠への期待の言葉など、色々なものに悩まされながらも希望を持って臨みましたが、内診を受ける度に下半身の不快に泣き、ピルを飲めば副作用の胃痛で泣き、採卵の時は手術台が怖くて泣き、移植の時には下半身の痛みに泣きました。
そして、移植後7日目にフライングで妊娠検査薬を使い、陰性で泣きました。ベッドで泣きながら「ごめんね、ごめんね、赤ちゃんできなかった」と主人に伝えました。しかしながら、移植後の判定結果は陽性でした。あまりの驚きに主人と二人できょとんとしました。
それから、何かが動き始めたかのように悪阻、妊婦検診、役場に母子手帳や不妊治療助成金を受け取りにいったり、出産予約など目まぐるしく毎日が過ぎていきました。
私は、皆様の卒院メッセージに大変助けられました。自分と似たような境遇、どんな思いで治療に臨んだのか、どんな辛い思いをしてきたのか、治療している私たちだからこそ共感を持つことができ、頑張ろうと思える勇気をもらいました。
最後に、小山先生をはじめ、木下先生、奥様、受付の方、培養士さん、看護師さん、清掃の方、多くの方々には大変お世話になりました。辛い時、不安な時には励ましの言葉をかけていただき、先生方の素晴らしい処置のおかげでここまで来ることが出来ました。誠にありがとうございました。

2020年3月

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