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胚移植について

[2021.12.11]

こんにちは、培養部です。 今回は胚移植について紹介します。

胚移植は、受精した卵を子宮の中に移植することです。

当院では、「新鮮胚移植」と「凍結融解胚移植(胚盤胞もしくは分割胚)」を実施しています。

 

当院の体外受精の成績はこちらから

 

当院における「新鮮胚移植」と「凍結融解胚移植」

新鮮胚移植

新鮮胚移植は採卵と同じ周期に胚移植を行います。

そのため、移植後の妊娠判定まで1周期で終了します。

(採卵、受精操作、受精の確認、胚の育ち方については下記リンクから各ページに飛べます。)

採卵から受精操作までの流れについて

受精の確認について

胚の育ち方について

 

凍結融解胚移植

凍結融解胚移植は、受精卵や胚を培養後に液体窒素(-196℃)で凍結保存します。

次周期にエストラーナテープを使用してエストロゲンを補充し、子宮内膜を育てます。

移植日が決定したら、当日に胚を融解して移植をします。

凍結融解胚移植は「採卵の周期」と「移植の周期」で2周期かかりますが、

凍結融解胚移植は新鮮胚移植よりも妊娠率が高いことが特徴です。

 

当院における2020年度の新鮮胚移植と融解胚移植の妊娠率

 

ET 数

臨床妊娠数

臨床妊娠率

新鮮胚移植

108

31

28.7%

凍結胚移植

683

269

39.4%

 

当院では、胚盤胞もしくは分割胚の凍結融解胚移植を行っております。

 

胚盤胞の凍結融解胚移植

採卵・受精操作翌日の受精卵を胚盤胞まで培養した後に凍結します。

胚盤胞移植の場合は、移植日当日に対象の胚を融解します。

 

胚盤胞と透明帯について

胚盤胞は透明帯という透明な殻に包まれています。

 

黒い矢印が透明帯です。

スコア5になると胚は透明帯から脱出し始めます。スコア6は透明帯から完全に脱出した状態です。

 

アシストハッチング(アシストハッチング・AHA)について

卵の透明帯が固く厚いと、胚は透明帯から脱出するのに時間が掛かってしまい、

着床のタイミングを逃してしまうことがあります。

そこで、当院では移植後に着床しやすくするために、アシストハッチングAHAを行っています。

当院ではレーザーを用いて透明帯に孔をあけています。

レーザーでは胚のダメージを与えることなく開孔することができます。

透明帯はのちに溶けて消失しますので、赤ちゃんの一部にはなりません。どうぞご安心ください。

※胚のグレードによって実施しないこともあります。

 

分割胚の凍結融解胚移植

受精卵は途中で成長が止まることがあります。

この方法では受精卵を胚盤胞まで培養せず、受精が確認できた日に凍結します。

次周期にエストラーナテープを使用してエストロゲンを補充し、子宮内膜を育てます。

移植日が決定したら、受精卵を融解して培養2~3日後に分割胚の状態で移植します。

 

移植する胚の個数について

移植では、グレードの良い胚を優先して移植します。

移植は、多胎リスクの高い35歳未満の初回治療周期では胚移植数は原則1個です。

ただし、「35歳以上の女性」 または 「2回以上続けて妊娠不成立であった女性」については、

2個移植が許可されています。

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